卒業論文の書き方 その1:テーマの決め方

卒業論文(卒論)は、ほとんどの大学生が初めて執筆する本格的な論文です。

 

今回は、卒業論文のテーマの決め方について簡単にご説明します。

 

「卒論書かなきゃ!とは思っても、どうしたらいいのかわからない」

「どんなテーマにしたらいいいんだろう」

「そもそも何から手をつけていいかわからない」

 

そんなふうに頭を抱えている大学生さんもたくさんいらっしゃいます。 

 

しかし、難しく考える必要はありません。

 

卒業論文のテーマは、自分の興味関心のあることを選びましょう。

 

興味があることなら、文献を読んだりネットで調べたりするのもさほど苦にならないと思います。

 

ゼミでテーマを指定されている場合以外は、無理に難しいテーマにしたり、ゼミの専門に沿っているものを選んだりする必要はありません。

 

まず、「自分が興味を持っていることは何か?」を考えましょう。

 

そのうえで、所属する学部や学科と組み合わせてざっくりとしたタイトルを決めましょう。

 

例えば・・・

スィーツに目がない社会学科の学生さんなら「甘味料の歴史とその社会的影響」、

アニメが好きな文学部の学生さんなら「アニメのセリフにおける日本語表現の分析」、

ファッションに興味がある心理学科の学生さんなら「装飾品による印象形成の研究」

・・・などなど、自由にイメージを浮かべていってください。

ちょっとおもしろそうだと思いませんか。

 

一見結びつかなさそうなことでも、「興味」と「学部・学科」を照らし合わせることで卒論のテーマ(ざっくりとしたタイトル)が見えてくることが多いです。

 

卒論は、自分との対話から始まります。

 

自分との対話から生まれた理論を、証拠を見つけて、一般性のある理論へと拡張していく・・・それが、論文です。

 

「卒論」「論文」というと重たく感じますが、作業を始めてみると結構楽しいものです。

 

まずは好きなことをつきつめて考えてみましょう。

自分は何が好きなのか?

どうしてこの学科に入学したんだっけ?

大学でどの授業が一番楽しかった?

・・・大学生活を振り返りながら、卒論と向き合ってみてください。

 

大学生活の記念となる卒業論文のために、楽しみながらテーマを考えていきましょう。