卒業論文のテーマが決まったら、次は先行研究を探しましょう。
今回は、先行研究の中でも参考図書の集め方や読み方についてお話しします。
先行研究とは、あなたの卒論テーマに関係する文献やウェブサイトのことです。
3~4冊、参考になりそうな本を探して読んでみると、卒論をだいぶ進めやすくなります。
まずは、ネットであなたの卒論テーマに関する本を検索してみましょう。
例えば、卒論テーマが「心理学の歴史」だとしたら、「心理学 歴史 本」で検索してみます。
あるいは、本の通販をしているショッピングサイトで「心理学 歴史」を検索してみても良いでしょう。
いくつか、関連する本が出てくると思います。
「この本、面白そうだな」
「参考になりそうだな」
・・・と思ったら、メモしましょう。
このとき、タイトルと著者だけでなく出版年や出版社もメモしておくと、引用文献にそのまま書けるので卒論執筆がさらにスムーズになります。
メモした本は、通販でそのまま買ってもいいですし、大学や近隣の図書館で探しても良いでしょう。
卒論テーマに3つ以上のキーワードがある場合は、ふたつずつに分けて検索してみてください。
それぞれに関連する本を2~3冊ずつ見つけてみてください。
本をゲットしたら、とりあえずざっくり読んでみましょう。
本に書いてある知識だけでなく、論展開なども参考にしていってください。
論文に使えそうだと感じた箇所には、付箋を貼っておくといいですね。
参考図書の読み方のコツは、著者の思いと自分の考えをリンクさせること。
著者は、どんなことを思いながらこの本を書いたのか。
著者は、この本を通してどんなことを伝えたいのか。
それらを踏まえて、自分は卒論でどんな思いをどんなふうに伝えていきたいか。
・・・考えながら読むようにしてみてください。
自分が論文を書くイメージを浮かべながら読むと、参考図書を最大限に活用できます。
参考図書は、何十冊も読む必要はありません。
まずは3冊をめどに、軸となる本をゲットして読んでみましょう。